参加者の声
- 参加者の声
時間に追われる生活から離れて余裕が生まれた
第1回おさんぽ隊(2020年10月3日開催)に参加された池田さま(宮崎市在住)に、おさんぽ隊の感想やその後の変化を伺いました。
池田さまは、娘さん(6歳)・息子さん(2歳)・ご主人の4人でご参加くださいました。
自然を楽しみに行きたい
--おさんぽ隊に参加しようと思ったきっかけは?
池田(以下、敬称略):仕事をしているし、普段動けるとしたら土日くらいで。4月からうちの旦那さんが土日お休みになったので、今回の集まりに行けるなと思って、すぐに行こうと思いました。
成田:今回、参加された一番の決め手になった理由は?
池田:やっぱり自然、というのが好きだから。秋になるちょっとワクワクするというか、紅葉見に行きたいなとか、結構あるんですよ。家族だけで行こうと思ったら、なかなか行かないけど、企画してもらったからこそ、そういうきっかけができたというか。10月で暑さも和らいで、熱中症の心配もなくなった頃にメールがあったから、これはもう行きたいなと思って、自然を楽しみに。
おさんぽ隊のあとから家族で公園に行くようになった
池田:それまでは、熱中症とか日焼けが心配で、家族でお出かけすることなかったんですけど、そのあと公園に一緒に、行くようになりました。
成田:あ、そうなんですか。そのあとから。それは嬉しい。
池田:それこそ、この間は、そこの公園(文化公園)に行って。今までは、公園に行くってなったら私は家にいて、お父さんと子ども二人だけでずっと行ってたんですけど、私も久しぶりに公園に行って、一緒に遊んで。
成田:え~いいですね、わあ、嬉しいな。
池田:ねえ、久しぶりに行ったよね、お母さんね(と娘さんに)。ちょっと外に出ないといけないな、と思って、子どもと一緒に。
成田:(娘さんに)お母さんも一緒に公園とか外に行ってくれるのは嬉しい? お父さんだけじゃなくて、お母さんもいると嬉しい?
(娘さん、うなずく)
子どもの目ってやっぱいいんだなー
--おさんぽ隊に参加しての感想は?
成田:実際に参加してみておさんぽ隊はどうでしたか?
池田:ああ、楽しかったですね。(娘さんに)ねえ、楽しかったよね。
成田:(娘さんに)楽しかった?どんなことが楽しかった? 見たもので覚えてるものある?
娘さん:コイ。
成田:コイね。生き物がいると楽しいですよね。
池田:(娘さんに)ヘビ見つけたよね。(成田に)この子がね、ヘビを見つけたんですよ。
成田:ヘビ!? 生きてるヘビ!? そんなのがいたんですか。全然知らなかった~。ヘビの抜け殻を見つけた人もいたんですよ。小っちゃくて拾ってはこなかったそうなんですけど。
池田:へえ。娘が見つけたのは、大きいヘビじゃなくて、小っちゃーいヘビなんですけど。他の参加者のお母さんとか「え~どこどこ」って感じで、私たちも分からなかったんですよ、全然。でも、子どもの目ってやっぱいいんだなーって思って。
成田:確かに、私たちだったらきっと見つけなかったですよね。
池田:そう、全然分からなくて。みんなでこう近づいて「どこどこ?」って。黒とオレンジのヘビやったよね
時間に追われる生活から離れて余裕が生まれた
成田:お子さんのその後の反応や感想はいかがでしたか?
池田:「楽しかったー」って言ってました。純粋に。この辺でおさんぽっていうと、歩くとこがないじゃないですか。道路とか、それか、もう海の方に行って、広いところ、探して歩く位だったけど。綾町、気持ちがいいですよね。
成田:ご主人はいかがでしたか?
池田:参加したいって言った時も、全然「いいよー」って言ってくれて。「楽しかった」って。綾町だし、ちょっと遠くて車運転していかないといけなかったから、私だけだったら参加できたか分からなかったけど、旦那さんも一緒に行ってくれたから参加できました。
子供は吊り橋が楽しかったらしいですね。
成田:ああ、吊り橋ですか。良かった。普通ではなかなか味わえないものなので…ああ、よかったー。
池田:楽しかった、本当。綾町自体もあまり行くことがなかったので。
成田:池田さんご自身は一番良かったこととか、楽しかったことは何ですか?
池田:時間に追われるじゃないんですけど…普段の生活の中では、私中心で「ちょっと急いで―」とか言うことが多いんですけど、それが子どもの目線に合わせて、自然を楽しめたから良かったなーと思います。ちょっと余裕じゃないけど、この時間は子どもに合わせて歩けるっていう…。
成田:子どもに合わせるって思うだけで、時間の流れ方が変わりますよね。(娘さんに)ね、発見もいろいろあったしね。
池田:うん。ね、どんなのがあったっけ?
娘さん:ヘビ。
池田:ヘビ、初めて見たよね、野生のヘビね。
成田:初めて見たんだ! じゃあビックリするね。
池田:あと、ほら、トンボとか、すごい大きい、ねえ、おったよねえ。大きいトンボがね。
蝶も大きい、この辺じゃあまり見ないような蝶がいたし。(娘さんに)ねえ。黒いトンボがいたよね。真っ黒のね、ちょっと変わった。
成田:私もあんまりあのトンボは見たことなかった。
初めて見たトンボについて調べてみた
池田:下の男の子がまた虫が好きなんですよ。虫見つけたらなんでも触ろうとするから。いるじゃないですか、触ったらいけないのとか。たとえばムカデとかね。
成田:ムカデはちょっとね。
池田:でも、あんなのも触ろうとするから、ちゃんと教えとかんといかんなって思いながら。すごい虫が好きで。(娘さんに)ねえ、虫大好きよね。怖いもの知らずよね。(笑)そんなのも良かったなあって思って。
成田:確かにね。
池田:蝶を追いかけてましたよ。黒い、黒アゲハ蝶。綾川荘のところにいっぱいいたんですよ、ちょうちょが。
成田:いましたね。黒いアゲハ蝶
池田:そうそう。もう、追っかけてね、遊んでたよね(娘さんに)。ちょっと綾町に行っただけで、いろんな昆虫とか見れて。黒い大きいトンボは初めて見ましたよ。水がきれいなところにいる…のかな、あのトンボは。
成田:ああ、そうかもしれませんね。
池田:私、ちょっと調べたんですよ。
成田:調べたんですか。へえ!
池田:名前はちょっと忘れたんですけど、川がきれいなところにいるトンボらしいです。
成田:そうなんですか。へええ。
池田:(娘さんに)他、どんなのがいたっけ? 栗の木もあったよね。
成田:魚もね、鯉じゃない、川魚の小さいのがちょろちょろっといましたしね。
池田:楽しかった。本当、いい機会でした。…場所がわからないですもんね、自分たちで歩こうと思っても。
成田:確かに、あそこにはたどり着けないですね、きっと。
池田:楽しかった…。また行きたいなと思いながら。今度はまた違うコース…?
成田:そうですね。毎回違うコースにしようと思ってますが、何カ所かに固定されてくると思います。違うところ、また同じところみたいな感じで順番に。季節が変わると、同じところも全然違うし。
池田:そうですね。また、こう、春になると、お花が咲いてきたりして、また違うのかなーって。ね、行きたいよね、また。
自然の中で子どもと一緒に時間を気にせずのんびりできる
--おさんぽ隊を他の人に伝えるとしたら?
成田:今回、おさんぽ隊のことをメールで知って「どうしようかな~」と思って行かなかった人がいると思うんですけど、その人たちに何か伝えるとしたら?
池田:やっぱ、一回行ってみると、そのときの発見とか、楽しさがあるので、ぜひ一回行ってもらいたいなーっていうのはありますね。
成田:じゃあ、おさんぽ隊のことを初めて知る人、たとえば自分の友達を誘うとしたら、なんと伝えますか?
池田:自然の中で、子どもと一緒に、時間を気にせず、のんびりおさんぽができるから行ってみよう、っていうのを言いたいですね。あとは…まあ綾町もいいとこだから。自然が好きな人なら、なおさら行ってほしいなーと思います。楽しい経験ができるから、ぜひ行ってみてくださいって言いたいですね。
公園と違って自分も楽しめる企画
池田:今回のおさんぽ隊。家族で参加できるっていうのと、やっぱ綾町の自然を楽しみたいって…いうのがあったから、公園に行かなかった私でも行ったっていう(笑)
成田:…たしかに、ね。なんでしょう。言われてみて思い出したけど、公園だと遊具があって「子どもの遊びにつきあう」みたいな雰囲気があるけど
池田:そうそうそうそう。
成田:おさんぽって一緒に
池田:自分も一緒に歩ける。そうそうそうそう、そうですね。自分も楽しめるし。大人でもいろんな発見? 自然が好きな人はなおさら、お花をみたりとか、ちょっと変わった虫を見つけたりとか、大人も楽しめる企画だなーって思いました。はい。
成田:(娘さんに)おさんぽ隊、また行きたい?
娘さん:行きたーい!
成田:ありがとう。また来てね。