第16回おさんぽ隊 どんぐりの森の冬を探検!
「自分で考えて遊びを見つけるのは、保育園では味わえない」
2021年12月19日のおさんぽ隊は、綾町の馬事公苑からイチイガシの巨樹を目指して歩き、野首遊歩道を散策して馬事公苑へ戻るという、計算では約3キロメートルのコースを歩きました。
参加は5家族と”副”隊長の私(大人6人、子ども6人)です。
「”副”隊長の私」とありますように、この日のおさんぽ隊は、試験的に組織変えをしました。
子どもたちを副隊長ではなく「隊長」に任命し、私は副隊長として隊長をサポート。
隊員(大人)は、手出し口出しをこれまで以上に控えるよう指令を出しました。
さあ、森へ向かって出発!
知らない道を全速力で走っていく隊長。
曲がり角では「どっち?」「こっちじゃない?」と相談する姿が。
「あれ、こんなところにも道が」と脇にある細い道を教えると、「え? ここ? 怖いね…」とドキドキしながら森の中へ。
怖がっていたのは一瞬で、あっという間に森の雰囲気に慣れ、目の前に道があればどんどん進んでいきます。
小川にぶつかりました。
飛び石を見て、一瞬は足が止まりますが、ひょいひょいと渡っていきます。
年少の子が渡るのを躊躇しているのに気づいた年長さん。みんなは走っていってしまったけど、先に行かずに待ちます。
なかなか来られない様子を見て、戻って一緒に渡ってくれました。
巨大な青いミミズを発見して「うわ、なにこれ~」と棒でツンツン。
(※西日本に生息する日本最大のミミズで「シーボルトミミズ」といいます。俗称かんたろうミミズとも。)
わき道・より道しながら2時間弱のさんぽを想定していましたが、全速力で走っていく隊長たちは、どんぐりの森のどんぐりに気づくこともなく(笑)、約1時間で馬事公苑へ戻ってきました。
全速力で走っているものの、年長の子は隊の全体の様子を気にかけていて、2歳の子が来るのを待っていたり、小川の飛び石を仲間を助けながら進んだりと、自然なリーダーシップが発揮されているのが印象的でした。
大人が手出し口出しをせず、子どもを信じて待つことの大切さを実感しました。
馬事公苑に戻ってからは、希望者の足計測と靴サイズチェック。
細めの足なのに幅広の靴を履いていることが分かったり、別売りのインソールを履いたら靴下を履くのを嫌がる理由が分かったりと、お互いの事例から足育の学びが深まりました。
おさんぽ隊に参加された皆さんの声をご紹介!
知り合いが参加していることを聞いていて、なかなか1人では連れて行かない森の散歩が1番決め手で参加しました。
思ったより歩く距離は短かったですが、子供を隊長に、ついて行くというのが新鮮でした。
自然の中を歩くのは、子どもだけでなく大人も気持ちの良いものだったので、自然の中を歩く、遊ぶという企画があれば参加したいです。
娘がリーダーをやれていたことに驚きました。
いつも自分の好奇心のみで突っ走っていると思いきや、全体を見ることもちゃんとできているのですね~!
子ども達同士で探検する貴重な経験ができてありがたいです。
妹は歩くだけで退屈かな?と思いきや、すごく楽しみに歩いていました。
お姉ちゃんたちのスピードには追い付けませんが満足だと思います。
また次回のおさんぽ隊、楽しみにしています!
保育園以外で子ども同士の関わりがなく、前回みんなで一緒に楽しそうにのびのび散歩している姿を見て、また参加しました。
子どもも私もどこに連れていかれるのだろうとわくわく感と、自然の中で走り回って楽しそうにしている姿を見て、来てよかったと毎回思います。
子ども優先なので、自分で考えて遊びを見つけるのは、保育園では味わえないですね。
これからもおさんぽ隊よろしくお願いします。
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